食べる事は命を頂く、ということ。

忘れてはいけない大事なことだけど、
サラリーマン家庭で、こどもにそれを教えるのは
なかなかに難しい。



タイトルだけ読んで、
おいしいお寿司が並ぶ写真絵本
だと思う人は、いないかもしれないけれど。

大半の写真は、お魚解体中のプロセス写真だと
思った方が良いです。

かなーり、リアルを追求してますよ。

おすしやさんにいらっしゃい3
こんな・・・
ネコさん!足、足、どけて!


むしろ、その解体シーンを
不気味とかグロテスクとか、
そういう感情で捉えるのは大人だけで。

子供たちは、興味が先行し、
おもしろい、不思議だ、たいしたワザだ、
凄い切れ味の刃物だ、
と、前向きにとらえるのかもしれません。
(とらえないかもしれません)
                                                                                           
おすしやさんにいらっしゃい
                                             
私が、本の撮影始めれば、
飛んでくる、ゆずさん。。
なんで?

おすしやさんにいらっしゃい2

ただ、本の主旨としては、
ネコいらないと、思います。

おすしやさんにいらっしゃい4


二通りの考え方があると思います。
寿司、という完成した食べ物を頂くために、
その完成形が並ぶプロセスを
きちんと知って食べると、より理解が深まる。

もう一つは、
カウンターに美しく置かれたその姿にこそ、
宿る美があり、
四の五の理屈並べる前に、まず味わえ。


おすしやさんにいらっしゃい5

たぶん、どちらか一方だけでは
よくないんでしょう。

時に、チャンスがあるなら、
よく見、よく聞き、よく知る。

チャンスがなかったり、
機会に恵まれなかったとしても、
その時頂けるものを
ありがたく頂戴し、
ゆっくり味わい、
五臓六腑にいきわたらせる。



おすしやさんにいらっしゃい9
そうそう、そうなのよ!

絵本だけじゃ、オチがつかないのよね!

もしかして(もしかしなくても?)、
お寿司屋さんにいざなう本だったみたい・・・


おすしやさんにいらっしゃい7
お寿司、隠れてませんてば!


昨今の社会状況に鑑み
なかなか行き辛かったお寿司屋さんですが。
久々に行っちゃおうか?

しかし。
この絵本の企画者が考えていたようには、
このような学習会?
エンタメお食事会?
再現は難しくなっちゃったねー。

このタイミング。
苦渋の出版か?






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