この絵本のみずうみは、森の奥、本当に人気のない、
しずかな、しずかな、みずうみです。
みずうみの正面に、端正な山が見えます。
例によって、絵本の表紙というのは、表表紙と裏表紙、
一体に見てはじめて、一枚の完成した絵になっているので。
ちょっとカラーバランスがヘンな感じ・・・
照明のせいかと思います。(;^ω^)
ほしがふる しずかな みずうみに
よあけを しらせる かすかな みずおと
そっと こぶねで こぎだします
躍動感あふれる、昼間のみずうみ
誰も見てはいなくても、みずうみは
そっと世界を映し出している
そんな絵本です。
ゆずは、どの絵が好き?
やっぱりお魚ねー…
私は、この深夜の絵も好きだし
この絵もすてき……てか。
ゆずさん、もう飽きた?
実は、この絵本で一番気に入ったのは、
絵はものすごく地味なんですが、
このあとがき部分。
一部抜粋します。
深く透きとおり、時の移ろいをそのまま映す
みずうみは、
身がすくむほどの とてつもなく大きな
なにかを湛え、わたしをつつみます。
生きているなあ。
生きていてよかったなあ。
ただそれだけのよろこびが、
からだじゅうに満ちてきます。
みずうみは、遠い山の向こうです。
けれど日々のくらしも、
生きるよろこびに気づかせてくれるさまざまに
ちゃんと つつまれています。
しずかなみずうみは だれのこころのなかにも
そっと広がっているはずです。
山﨑優子
また、いつか。
行きましょう。
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