運転免許の更新が無事終わった、小焼けです。

いやー。
通知書なくしてどうなるかと思いましたが、意外に簡単に手続きできるんですね(^^ゞ
以後、気を付けたいと思います。。。

最近また再版された昔話絵本です。もちろん日本のお話しですよ。
   ↓

天のかみさま金んつなください [ 津谷タズ子 ]
天のかみさま金んつなください [ 津谷タズ子 ]

「わたし以外の誰が来ても、いえのなかに いれては なんね」と言って
かあさんは、息子達だけを残して買い物に行ってしまいます。

そこへ、おそろしい山姥がやってきて、「はやく とを あけろ」
三人のむすこたちは、
「おらたちの かあさんは あんな しわがれごえの ざらざらごえは ださね」
やまんばは くわのみ くちいっぱい ほおばって あまいこえになった と。

「かあさんだよ いま かえった はやく とを あけろ」
「あの かみのけ みてみろ。かあさんは あげた ばさばさあたま してね」
やまんばは、かわらで泥と水をこね、あたまにぬたくった。

「だめだめ。この手は。かあさんの手はしろくて つるっとしている」
やまんばは、やまいものつるを かんで吐き出し、てにぬったくった と。

「やあ。かあさんだ!」と しんばりぼうをはずすと…。
真っ黒いものが入ってきて、一番下の子は、食われてしまった。
なんとか、やまんばから逃げようと
「べんじょに いきてぇもんで」と、外に逃れた二人は
えんじゅの木にのぼったが、やまんばも がっきがっきと のぼってくる。

「てんのかみさま かね(金)んつな ください!」
と息子達が がんをかけると じん じゃらん じゃらん と
かねんつなが、下りてきて…

・・・ハッピーエンドのお話しです。

内容だけきくと、グリム童話とも、ジャックと豆の木とも、共通点がありますが
れっきとした日本のお話し。
もちろんパクリでもありません。

グリム兄弟が19世紀初頭にドイツで採集したメルヒェンと、
同じモチーフを持ったお話しが、ここ日本にも伝わっていたのです。

それは、いつ頃だったのでしょう?
絵本ですから、やまんばもこどもたちも、浴衣のような和装をしていますが、
おそらく、そんな時代に伝わってきたのではない。

もっともっと昔の昔。
きっと竪穴式住居で、火を囲んでいた人たちが、それでも
「むかーしむかしなぁ。」と語っていたものがたりでしょうね。

海の向こうで、地球の反対側でも、同じようなおはなしが、
その土地の言葉で、その土地らしい飾り付けをされながら
語られている、なんてその人達には思いもよらなかったでしょう。
 
わたしが昔話を好きなのは、おはなしから世界との繋がりを感じられるから
だと思います。

また、機会を捉えて、昔話のことを書いていきたいと思います。

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